令和4年第6回
定例会令和4年第6回
高山市議会定例会会議録(第2号)=
======================◯議事日程 令和4年9月6日(火曜日)午前9時30分開議第1
会議録署名議員の指名第2
常任委員会委員の選任第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 =
===============◯本日の会議に付した事件 1 日程第1
会議録署名議員の指名 1
所信表明(市長) 1 日程第2
常任委員会委員の選任 1 日程第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 =
===============◯出席議員(24名) 1番
片野晶子君 2番
水野千惠子君 3番
石原正裕君 4番 笠原 等君 5番
西本泰輝君 6番 松林 彰君 7番
中谷省悟君 8番
伊東寿充君 9番
谷村昭次君 10番 西田 稔君 11番
沼津光夫君 12番 榎 隆司君 13番
山腰恵一君 14番
渡辺甚一君 15番
岩垣和彦君 16番 中
筬博之君 17番
倉田博之君 18番
松山篤夫君 19番
上嶋希代子君 20番
車戸明良君 21番
水門義昭君 22番
橋本正彦君 23番
中田清介君 24番
小井戸真人君 =
===============◯欠席議員(なし) =
===============◯説明のため出席した者の
職氏名 市長 田中 明君 副市長
西倉良介君
企画部長 上田和史君
総務部長 荒城民男君
財務部長 平野善浩君
市民活動部長 西永勝己君
福祉部長 川原幸彦君
市民保健部長 橋本 宏君
環境政策部長 小林一正君
農政部長 林 篤志君
林政部長 東野敏朗君
商工労働部長 倉畑政之君
飛騨高山プロモーション戦略部長 清水雅博君
建設部長 中垣内一君
都市政策部長 北村幸治君
水道部長 池之俣浩一君
会計管理者 北村 鋭君
教育長 中
野谷康司君
教育委員会事務局長 田中 裕君
消防長 松山孝生君 =
===============◯事務局出席職員氏名 事務局長 川田秀文君 次長
二村伸一君
自動車運転職員 櫻本明宏君 ――――――――◯―――――――― 午前9時30分開議
○議長(
水門義昭君) これより本日の会議を開きます。 ================
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
水門義昭君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、
会議規則第80条の規定により、議長において、
西田稔議員、
倉田博之議員を指名します。 ================
所信表明(市長)
○議長(
水門義昭君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。
田中市長。 〔
市長田中明君登壇〕
◎市長(
田中明君) おはようございます。 私、さきの
高山市長選挙におきまして、新しく
高山市長に就任させていただきました
田中明と申します。 今後4年間、
市政運営を担うことになりましたが、
誠心誠意その職務に精励する覚悟でございますので、市民の皆様を始め、議会の議員の皆様、御指導、御鞭撻を賜りますよう改めてお願いを申し上げます。 また、
國島前市長を始め、歴代の市長の皆様が高山市の発展のために御尽力をされ、今日の
飛騨高山の礎を築いていただきましたことに対しまして、改めて敬意と感謝を申し上げます。 私がこの4年間で、どのような市政を運営していきたいか、こちらでちょっとお時間をいただきましてお話をさせていただきますので、しばらくお付き合いをよろしくお願いいたします。 まず、私が市政を担うに当たって大切にしたいことは、
飛騨高山への思いです。 このまちに生まれてよかった、このまちで学べてよかった、この
まちで働けてよかった、この
まちで暮らせてよかった、そう実感していただけるような
まち、そんな思いを持つ人が多くいる
まちは、訪ねてみたい
まちであり、
暮らしてみたい
まちであり、多くの人とつながっていきます。輝く市民が暮らす
まち飛騨高山の実現に向けて、常に市民の皆様の顔を思い浮かべながら精いっぱい取り組ませていただきます。 私の考える
まちづくりについてですが、
飛騨高山に
暮らしてこられた方々は、冬の寒さなど自然と向き合い
暮らしてきた強さがあり、周りを敬う優しさがあり、
先人たちは暮らす人も訪ねてくる人も心地よい
まちをつくり上げてこられました。 これからの
まちづくりには、
先端技術を取り入れ、
快適性や
効率性を向上させるとともに、
先人たちが守り継いできたものを大切に継承し、次代によりよい形で渡していくことを強く意識しながら、
まちづくりを進めてまいります。 その上で、特に自然と向き合う強さ、周りを敬う優しさ、暮らす人も訪れる人も心地よい
まち、強く、優しく、心地よく暮らせる
まちづくりを3本の柱といたします。 強く暮らせる
まちづくりにつきましては、まず、新しい
地域観光の
在り方を追求してまいります。 これまでの旅行をすることが観光であるという狭い定義にとどまらず、
伝統文化、
郷土教育、環境、
農林畜産業、
飛騨家具といった
地場産業、
人材育成、
地域振興などを包括した幅広い範囲での
観光振興を目指します。 つまり、観光を柱にして、
地域経済の振興を図るという手法から、自走・持続できる
地域づくりや観光に直接関わる方々のみならず、先ほど申し上げた分野における多様な側面の方々の参画を促し、民間の活動の底力を掘り起こすために観光を生かすという視点を持ち、新たな観光の
在り方を実現させてまいりたいと考えております。 また、
新型コロナウイルス感染拡大によって、安心・安全の重視や、訪問する側、
訪問者を受け入れる側、双方の
感染防止の意識に加え、観光と地域の生活の調和に対する意識が高まってくると考えておりますので、
観光客と住民、観光と生活、双方が相手を尊重して、お互いが安心して過ごせるような取組を進めてまいります。 加えて、確実な調査や調査結果の科学的な分析に基づく
観光戦略の立案、明確なターゲティング、
プロモーション、人材の確保などを実行できる
観光振興組織は必要不可欠な存在であると考えておりますので、それを実現するための財源の確保を含め、観光をこれまで以上に力強く推し進めるための体制の強化を図ってまいります。 次に、
暮らしの糧となる新しい
なりわいの創出に取り組みます。
飛騨高山には、長年にわたって培われてきた匠の技が息づく
伝統工芸品などの品があります。
消費者の皆様は、
完成品を購入され、
ものづくりに関わる方々は、その対価を収入として得ることになります。
伝統工芸品に限ったことではございませんが、
完成品の価格は、需要や時々の
経済状況などに左右され、安定しているわけではございません。しかしながら、もの創りに関わっておられる方々の無形の経験や技術については普遍的な側面があり、これまでそうした技術や経験には価値づけがなされてきておりませんでした。 私は、ものの創り手の
皆さんの技術や経験を何らかの形で提供したり、共有することに新たな価値づけをし、対価を獲得できるような試みを行いたいと考えております。これを収入の一部とすることで、
なりわいを続けることができ、
後継者不足の解消にも貢献できるような好循環につなげられればと考えております。 こうした考えは、ほかの分野の
各種サービスにも広げ、
サービスにより高い価値づけをし、より高い対価を獲得することでより多くの収入を得られる
仕組みをつくり上げたいと考えております。 また、
新型コロナウイルス感染の拡大によって、一部では
就業形態も変わりました。
情報通信技術を生かして、必ずしも会社という場にいなくても、
リモートで働くことができる土壌も生まれつつあります。
情報通信技術や
人工知能を活用し、高山にいながらにして
都市部の会社で働ける、あるいは高山において起業しやすい環境の整備を行ってまいります。 また、起業に当たっては、起業するための
各種手続への支援、手続の代行の
仕組みを構築するとともに、特に若者に対しては、
奨学金返済制度を充実させ、また、
創業支援も手厚くするなどチャレンジをバックアップすることに力を注ぎたいと考えております。 次に、
農林畜産業において、最強の産地、産品の創出に取り組みます。 高山の産業は、高
冷地野菜、
飛騨牛、豊富な
森林資源を活用した第1次産業、飛騨の家具や
精密機器などの第2次産業、観光や
各種サービスに代表される第3次産業というように、それぞれの
産業分野において基幹となっている産業がございます。これは、ほかの地域にはあまり見られない特徴ではないかと考えております。 それぞれの産業を活性化させるための取組は行いますが、その中でも
高齢化や
担い手不足、
人手不足が生産に直接的な影響を与える
農林畜産業につきましては、これまで以上に力を入れる
必要性を感じております。 例えば、
飛騨牛は既に
ブランドとなっております。 これは、これまで長年にわたって取り組まれた
生産者の方々の御尽力のたまものでありますが、これまでの取組で注力されたのは、まず、地元での消費にこだわられた点にあると伺いました。地元で愛されてこそ、ほかの地域でも愛されることを実践されてこられた結果であり、トマトやホウレンソウなどの野菜も同じことが言えます。
農畜産物については、これまで以上に、生産から加工、販売まで、徹底した
地産地消の取組に挑戦するとともに、
農林畜産業における
就業支援を強化することで、
農林畜産業に携わるなら
飛騨高山での地位を確立したいと考えております。 また、
国内外における
プロモーション、資材や飼料などの価格の高騰による影響を軽減するための施策を展開するのに加え、国や県への
財政的支援を強く要望してまいります。 次に、便利で強い
社会基盤の整備に取り組みます。 特に
デジタル化、
情報通信技術や
人工知能の活用については、これまでの施策の取組としては比較的薄かったのではないかと捉えています。これらの技術を活用することで、
効率性や
利便性が
高まり生産性も向上します。 高山市全体として、
各種分野において徹底してこれらの技術を活用できるような取組を進めます。 また、市民の皆様の生活に直結する道路や上下水道などの
社会基盤の整備については、より強く進めるため、これまでの国、県とのつながりを最大限に生かして、財政的な支援のみならず、国や県の
公共事業についても多く実施していただけるように、積極的に国や県への働きかけを行います。 次に、若者の自主的、主体的な取組を積極的に支援いたします。 これまで、
高校生や大学生以降の総じて若者と言われている10代後半から30代の皆様に対する市の政策には弱さがあったということは否めない事実であると考えております。 多くの若者が、進学により地元を離れ、そのまま帰らず就職するため、市の
人口ピラミッドは20代が大きくくびれ、
子どもを産み育てる年代が細ることが地域の
人口減少、
活力低下の大きな要因の1つであると考えております。
若者たちが高山に戻って就職したり自ら事業を始めていただけるのは大歓迎ですし、全国や世界の若者が、
飛騨高山って面白い、つながりたい、リアル、現地ですね、
あとオンライン、ネットなどで何かやってみたい、そんな若者に魅力的な
まちになるとよいと考えていますし、この
まちであればできると信じております。 また、住んでいる若者の多くは、真剣に自らの
まちの将来を考えておられます。 これからは、若者と積極的に話し合い、
まちづくりや
地域課題解決のための若者の自主的な活動を支援するのに加えまして、いわゆる
若者文化と呼ばれているものをバックアップする
仕組みと場を提供するための取組を行い、若者がわくわくできるような環境をつくり出したいと考えております。 次に、有事に強い
まちを確立いたします。 市の最も重要な責務は、市民の皆様の命を守ることであると考えておりますので、それを最優先させていただきます。 災害や
コロナといった
伝染病の発生、不安定な
世界情勢などによる脅威に備える基盤を改めて整備するとともに、先進的な防災、減災の取組について、市全体で共有できるような取組を行います。 優しく周りを敬う
まちづくり、
2つ目の柱でございますけれども、そこでは、まず、
子どもたちが充実した将来を迎えることができるための
教育環境を整えます。
まちは人の
集合体であり、
まちをよくするのも人であり、人を育てることはよい
まちづくりにもつながると考えております。 また、
飛騨高山という地は教育には適していると考えております。 山や川で泥んこになり、原っぱで虫を捕まえたり、みずみずしい野菜や果物を食べ、地域に伝わる
伝統行事に参加し、おじいちゃん、おばあちゃんから昔話を聞き、御近所と接する、そういった私たちのDNAに刻み込まれたような人の営みが人を豊かに育てるのではないかと考えております。 また、教育の分野での
情報通信技術も進みつつあり、
電子黒板や1人1台タブレット、
電子教科書や
リモート学習など、田舎と都会の
子どもたちの間の地理的な違いが薄くなっていますし、それはこれからも進んでいくのではないかと考えております。 私は、教育の
独自性はしっかりと確保する必要があると考えております。 教育を提供するのは、現場の
教員の
皆さんです。時代に即した様々な内容が教育の中に盛り込まれています。 市長部局は、
子どもたちの個性を伸ばすためにも、
教員の
皆さんが、これまで以上に
独自性を発揮できるように校舎などの
環境整備、きめ細かな教材の提供などの
学習環境の改善といった面に力を注ぎます。 また、そこには、
効率性や効果を求める行政の物差しを持ち込み過ぎないことといたします。
子どもたちが将来の夢を持てるように、例えば、一流の人やモノに触れる機会を提供するのに加え、食育を実践するためにも
学校給食の質は改善いたします。 これからは、ちゅうちょなく
子どもたちに投資してまいります。 次に、乳幼児から
高校生まで時代に合った
子育て環境を提供いたします。 私は、
子どもを3人育てました。
子育ての楽しさ、大変さは一通り体験しております。 最近は、
子育て中の娘とも話をする機会もあり、
子育てについて頻繁に考えております。
子育て支援につきましては、高山市の個々の取組は、ほかの地域のものに比べても劣ってはいないのではないかというふうに理解しておりますが、これからはよりきめ細かな
子育て支援に取り組みます。
子育ては喜びも大きいですが、大変です。乳飲み子や、やんちゃな
子どもと時には孤独の中で対峙し、
疎外感を抱き、1人で煮詰まり、助けを求めることすらできないこともあります。
思春期にもなれば、親に反抗し、自我を確立しつつある我が子にどう接してよいのか、答えを模索されておられる方も多いのではないでしょうか。そうしたときに、待ちの姿勢ではなく、ここにいるからね、一緒にいるんだよと能動的に市から寄り添い、
安心感を与える姿勢を示してまいります。 また、市の他の取組の中にも
子育ての視点を加えてまいります。 そして、
保護者の皆様が、お子さんが病気になったり、けがをされたときに安心して
医療機関に受診していただくためにも、
高校生までの
医療費は無料といたします。 次に、福祉・
医療分野への
情報通信技術、
人工知能などの技術の導入を促します。 福祉や
高齢化社会への対応については、それに対応する
人手不足が課題の1つであると認識しております。 その課題に対応するため、例えば、資格のある方が高山に移り住む動機づけとなる支援、
家賃支援の上乗せなどを行い、人材を確保するといった方策も検討してまいります。 また、
福祉事業所において、
人工知能や
最新技術を施した
補助具を導入することを促し、仕事の
効率化や
仕事量の軽減を図り、働いておられる方々の負担を減らすことも視野に入れた施策を展開してまいります。 加えて、
遠隔地での
医療提供の課題の対応として、長野県伊那市で実証が行われております
看護師と患者が
診療車で対面し、医師が遠隔で診療を行う
移動診療車については導入する方向で検討してまいります。 障がいを持つ方々や御高齢の方々など、
福祉サービスを提供するに当たっては、
子育ての部分でも触れましたが、市からこれまで以上に寄り添う姿勢を持った対応が必要であると考えておりますので、それを今後の施策の柱とさせていただきます。 3本目の柱です。心地よく!暮らす人も訪れる人も心地よい
まちづくりにつきましては、まず、
多様性を尊重し合える社会の構築に努めます。 私のデンマークでの体験に加え、これまで世界中の様々な
価値観を持った
人たちと接してきた中で、私自身の中で培ってきた
考え方があります。
多様性は、社会や組織の力であり、
多様性のない、あるいは
多様性をないがしろにする社会や組織は衰退していくものであると考えております。少数であっても様々な
価値観があるからこそ、活発な議論が生まれ、社会や組織は活性化してまいります。 まず、自らと異なった考えがあることを認識し、その上で、そうした人と接することです。LGBTQ、
夫婦別姓、障がいを持っておられる方々など、少数とされておられる方々の生活や人生における
選択肢を尊重し、その生き方をできる限り保障すること、つまり、多数の
価値観で少数の
選択肢を奪わない、こうした
考え方を施策に盛り込んでまいります。 次に、住む人と来る人との調和を推進する取組を行います。 今でこそ海外から来訪される方の数は減っておりますけれども、高山には
国内外から多くの方々が訪れておられます。 ただし、
コロナによって、感染された方以外の
濃厚接触者に当たる方の行動も制限され、感染すると、ほかの人に迷惑をかけてしまうという意識が生じ、その捉え方によっては人の行動に対する
考え方に分断が生じてしまう。 ましてや、域外から来訪される方々に対して、特に
外国人の方々に対してその傾向が強くなることを私は懸念しております。 高山のよさを感じていただき、また来てみたい、住んでみたいと思っていただけるような土壌を醸成することは、高山の
まちの性質から考えると、私は必要なことであると考えておりますので、様々な側面から高山に来る人、これは
観光客の方であるとか
移住者の方も含みますけれども、そうした
人たちを迎える高山に住んでいる人の調和を促すことを意識した取組を実施いたします。 次に、いつまでも住み続けることができる環境を整備します。 日本一広い高山市には、実に多様な自然、
伝統文化、
食文化がございます。 合併した当初は、市の
一体感の醸成や行政の
効率化を図ることが求められる中にあっても、
地域審議会や
地域振興担当部署を設置し、
地域振興特別予算を確保し、合併後10年間は地域の特徴を生かした
まちづくりに努めました。 しかしながら、10年が経過すると、国の指針もあり、
地域審議会や
地域振興特別予算、
地域担当部署もなくなっております。 現在の状況では、多様な地域の特徴や住んでおられる方々の思いが市としての
一体感の中に埋もれていってしまうのではないかと私は危惧しております。 そこで、いま一度、それぞれの地域の特色を生かした
地域づくりを行い、地域に住み続けられるような取組をしたいと考えております。 それぞれの地域には、生活を支える拠点となる場所は確保しつつ、いわゆる
生活感を極端に市の
中心地に集約する手法、
コンパクトシティはあえて目指さないことに挑戦いたします。 住みたい地域に住み続けられるよう、地域の
皆さんと知恵を絞って
地域づくりを進めたいと考えております。そのための
担当部署につきましては年度内に新設いたします。 次に、文化、
スポーツ、芸術など、
やりがいの実現を支援いたします。 市内では、実に様々な文化、
スポーツ、
芸術活動をしていただいております。 こうした活動をすることで、日々の生活の中に楽しみや
やりがいが生まれ、それを支えることは市の責務であると考えております。 そこで、地域に住んでおられる方々の文化、
スポーツ、
芸術活動を支援するのに合わせ、活動の場となる体育・
文化施設の整備を進めてまいります。 特に、
サッカー場と
野球場につきましては、早期に整備に着手いたします。 最後に、私が
市政運営において大切にしたいと考えることを述べさせていただきます。
地方自治法第1条の2では、
地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとすると記されています。 高山市の役割は、市民の皆様の福祉の増進であり、それ以上でもそれ以下でもございません。それを念頭に入れた上で、次に述べる6点を柱とした
市政運営を行います。 まず、
飛騨高山らしさにこだわる
市政運営を行います。 行政は、国などが示す
方向性や、
いっときの流行や現象に全て応えなければならないと考えてしまうきらいがあります。ほかがやっているからやらなければという呪縛に陥ってしまいがちです。これは、私は行政の悲しいさがであると考えておりますけれども、そうした慣習から脱却して、行おうとしている施策が本当に高山に住んでおられる皆様に必要なことであるかを見極め、
いっときの流行や現象に右往左往することなく、
飛騨高山らしさを強く貫くことを強く意識した
市政運営を行ってまいります。 2点目は、
新型コロナウイルス感染が続いていることにより、人々の
暮らしや社会の至るところが傷つけられていますので、生活や経済などの面において、その傷を癒すことを意識した
市政運営に努めてまいります。 加えて、
新型コロナウイルス感染により人の接触が制限される中にあっても、
社会経済活動を継続するために、遠隔型の
就業形態、非接触型の行動への移行など
生活様式、働き方、観光の形態などがこの一、二年という非常に短期間で変わってきた今がチャンスと捉え、社会の様々な側面において
情報技術や
人工知能の導入を力強く促すことを意識した
市政運営に努めます。 3点目は、苦手なことは得意な人に委ねることです。 特に
経済活動が伴う
観光振興や
ブランドの推進、
継続性やある程度の
専門性が求められる
文化振興などは、例えば、観光や
文化振興を進める機関や団体に対し、丸投げするのではなく、
方向性をしっかりと共有した上で、その取組を委ねていくことに私は努めていきたいと考えております。得意な人にお任せするほうが実績も残せるというのではないかというふうに私は考えております。 4点目は、これまで何回か述べさせていただいておりますけれども、
情報通信技術や
人工知能を福祉、医療、働き方、移住、教育、観光、
農林畜産業など、あらゆる社会の側面で導入し、活用するのに加え、そうした技術を活用していつまでも住み続けられる
地域づくりのための
市政運営に努めます。 5点目は、不安定な経済や社会、
世界情勢の中で、また、災害も激甚化するとともに、
新型コロナウイルスのような感染症の蔓延など将来起こり得るであろう有事に備えた
社会基盤を改めてつくり出すための
市政運営に努めます。 最後、6点目です。 市の職員の
皆さんと思いを共有し、市民の皆様のために、それぞれが能力を発揮できるような市役所文化をつくり上げるとともに、議会の皆様方とも活発な議論をさせていただきながら
市政運営に努めてまいります。 選挙期間中に、私は、多くの市民の皆様にお会いしました。それぞれ、懸命に日々を過ごしておられます。そうした市民の皆様の顔を常に頭に思い浮かべながら
市政運営をしてまいる決意でおります。 様々な考えがある中、完全な、私の求める成果、それを求めるというよりは、着実な一歩を積み重ねて、様々な御意見を取り入れる中で常に適切な判断と対応力で臨機応変に対応し、しなやかに、かつ粘り強く市政を推し進めるとお約束を申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございます。また今後とも、議員の皆様につきましては、私、今申し上げましたように、議論をしっかりと尽くしていきたいというふうに考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 また、市民の皆様には、これから私は4年間市政を担うに当たりまして、様々な御意見、様々なアイデアをお持ちだと思います。そういったことにつきましては、私のほうから出向いて、市民の皆様の声をしっかりと聞き、それを施策に反映させてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。
○議長(
水門義昭君) 以上をもちまして、市長の発言を終わります。 ================
△日程第2
常任委員会委員の選任
○議長(
水門義昭君) 日程第2
常任委員会委員の選任を行います。 お諮りします。
常任委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長において、総務環境委員には
水野千惠子議員を、産業建設委員には
片野晶子議員をそれぞれ指名したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
水門義昭君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ================
△日程第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
○議長(
水門義昭君) 日程第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 念のため申し上げます。 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員は、規約の定めにより、市長、副市長、監査委員のうちから、議会において、1名を選挙することとなっております。 お諮りします。 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員1名の選挙につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選の方法により行うことに決しました。 お諮りします。 議員の指名は議長において行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 それでは、岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員に
田中明市長を指名します。 お諮りします。 ただいま指名しました
田中明市長を岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人に定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
水門義昭君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名しました
田中明市長が岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました
田中明市長が議場におられますので、
会議規則第32条第2項の規定により本席から当選を告知します。 ================
△閉議・散会
○議長(
水門義昭君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、散会します。 午前10時03分散会====================================
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 高山市議会 議長
水門義昭 議員 西田 稔 議員
倉田博之...